「0才から100才まで学び続けなければならない〜(長い)」落合陽一
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
小説ではない本。自己啓発本?ていうんでしょうか。ビジネス本でもないし、子育て本でもないし。
研究者で経営者で父親の著者が、「学び方」について書いてるものでした。冒頭の方で、自然体で学び続けられる人が強い、何者にもなれない人が一番生きづらい時代になってくのでは、との話があり、そうかもなあ、と。
生存戦略ーーー! ピングドラム好きだから、「何者にもなれないおまえたちに告ぐ」ってすぐ思い出しちゃいますね。
それはそれとして、何事も楽しんで学び、実践に活かしていける力って大切ですよね。その力をつけるために、子どもにこういうふうに関わるのがいいんじゃないかって、なかなか参考になりそうな方法が紹介されていました。
我が子はまだ小さいので、会話でのやりとりはこれからですが、子どもの成長を促すような関わり方ができるといいな。
ただまあ、著者はけっこう頭いい人ですよね。そしてけっこう特殊な環境にいらっしゃるよね。だから、教育関係の話の常ではあるけど、多くのご家庭がそれができるかっていうと、そうでもないかなあなんて思いました。
本自体は平易に書かれてて読みやすかったです。
話はちょっとずれるけど、理系で偏差値高めの人って、なんで歴史とか言語とかそういう所謂「文系」の分野にも精通してるんでしょうね。ホントすごいわ。森博嗣氏とか藤原正彦氏とか養老孟司氏とか、そういうイメージ。かっこいい。羨ましい。